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防災ロゲイニングinかわはら   講評

今回の防災ロゲイニングinかわはらでは、総勢78チーム260人以上に参加していただけました。

持ち帰った得点票を確認訂正し再集計した結果をお知らせします。上位には変動ありませんのでご安心ください。

 

チェックポイント(CP)に関しては大和田や手越方面の27や34には4組しか訪れていない一方、同じ地域にあっても高得点の44に6組、62には11組ものチームが訪問してくれました。最多訪問数は70組の11番、スタート前の公園となっていますが、それ以外は57組が最多とかなり各チームのルートがばらけたように思われます。

 

コース全体としては、線路の東側だけで740点、でもこれはなかなか回り切れるものではありません。そうなると少し小さく区切ったところで、地図全体の東半分22までのゾーンで560点とボーナスの660点になります。ここから広野海岸公園の52番を抜いた610点が入賞ラインと考えました。参考コースは11.5キロで820点と8.8キロで630点のコースになります。

この限りではありませんが、1キロ当たり60点以上で回れればどれも素晴らしいコース、作戦だったといえるでしょう。

参考コースはこちらになります、ご自身のルートと比べてみてください。

以下各部門ごとの講評です。

 

一般部門はM&Aの機動力が抜きんでていました。とにかく距離を回れれば高得点にはつながるのですが、後半の失速がなければさらに伸ばせていたという話なので驚異的です。ウマぴょい以下の順位は混戦模様で得点数で3位の堀さん家に並ぶも時計勝負で逃した川原さんぽ隊、僅差のココ、かわはら姉妹などかなり効率的に得点を集めたチームが見られます。

 

上位陣はレベルの高い争いですがかなりの僅差で順位が決まったこともあり、時間を余したチームや作戦通りに行かなかったチームは、地図をお持ちならば今一度ルートを確認していただくと、同じ距離でもより高い得点のルートが見つかるかもしれませんね。年齢に関係なく高得点チームが出てきたことがとてもうれしいです。

 

小学生家族部門はかなりの高レベルで争われました。回ったCP数が20のとみーずが優勝、この20という数は中学生部門でも1位にならぶ数です。それに10点差に迫ったチーム889、1年生を含む3位のわっしーずは手堅く近くの点数を集めての高得点、そこから10点差で4位のしおんおしは海まで脚を伸ばしていたようです。

 

スタート前のコース選定でかなりの違いが出る競技なので、速さだけで決まらないところがロゲイニングのおもしろさでもあります。小さなお子さんは思い通りに歩いてくれませんが、そこも含めての防災訓練になっていれば幸いです。

 

遅刻により失格にはなりましたが、19か所を回ってきたほっぺの健闘も光ります。きっと多くの防災拠点を見ていただけたことでしょう。

 

各拠点で井戸水を汲んだりポンプを接続したりと活躍した小学生も多かったようです。ここ2年休止していた防災訓練の分まで知識と経験を身に着けてくれると頼もしいですね。

 

中学生部門は、実に中学生らしいバラエティにあふれる展開となりました。チーム名から楽しませてもらいました。

とにかく楽しむルンルン勢、本気で地図を読むマジ勢、靴紐締めなおすガチ勢とスタート前から多彩な顔ぶれで、道中で飲んだり食ったりと大事な補給を忘れないところも素晴らしい。晴れた日に2時間も動けば水分補給は必要です、競技に夢中になっても本来給水はするべきです。

 

作戦に10分費やすチーム、スタート直後にメンバーが北南に走り出すチーム、いろいろありますが、仲たがいすることなく無事に帰還してくれたことに感謝しています。

 

さて競技としての結果に話を戻しますと、中学生部門は完走50チーム、平均訪問CP数12.15となっており、上位勢はほぼこの数以上のCPを回ってきています。最多20か所を回ったチーム小林、なんと地図の東半分-52番でこの得点となります

きっちり回りきるのも作戦の一つ、これを完遂したことが上位入賞につながりました。

 

60点を3か所取り切る長南エスパルスが優勝、10点20点を2か所に絞った作戦が見事に成功です。

 

2位のひろは高得点が中心のコース設計、道中であといくつか拾えればさらに得点が伸ばせたかもしれません。

 

少ないCP数で高得点を目指したロマンあふれるコース設計は休みがほしい、このチームは遅れて総合得点は伸びなかったものの、20点までは無視して30点以上だけをねらったコース選定には賛辞を贈りたいです。8か所370点の欲張りルート、ロマンあふれる作戦では失敗であっても、いい経験になります。

 

同様に9か所300点の世界を救いに来た、地図いっぱいを大回りしようとしたが時間が無くなって直線で帰ってきた経路です。結果的に回り切れませんでしたが、勝てる可能性のある作戦を準備する姿勢は素晴らしいものです。欲張りMAXプランの両チームには今後もスケールの大きな活動をしてもらいたいです。

 

CP撮影後に考えはじめる、事前にコースが固まっていないチームもあったようで、作戦の重要性はここでも見られました。上位チームはほぼ5分以内の残りタイムで、めいっぱい時間を使えたようです。

 

結果的には男女の差が出たのかもしれません、上位はすべて男子チームとなっていたので、ここで女子チームの活躍を紹介したいと思います。

 

女子の優勝は完全同率で2組です、あおぐみとケロケロックが590点かつ同タイムです。

残り2分まで使っており、海側を捨てて山を回ったあおぐみは道中の10点を捨てて高得点を狙うこともできたかもしれません。海側をきっちり取り切ったケロケロックは帰還ルートにもう一つでも組み込めればさらに伸ばせた可能性が高いです。このようにまったく違う作戦と実走を経て同じ得点に並ぶこともあるロゲイニング、楽しんでいただけたでしょうか?

 

1年生でも上位に食い込めたことは550点ペンギンの集まり、520点のなし、結愛ちゃん'sなどが証明しています。チームとして活動することの楽しさや難しさ、でも慣れ親しんだ川原学区の地域を回ることでの安心と発見、いろいろな思いが詰まった一日となったことでしょう。

 

最後に、今回の防災ロゲイニングinかわはらが皆さんにとって、住み慣れた町の防災拠点や取り組みを知る一助となり、地域や仲間のつながりを深め、休日の午前を費やすだけとの価値ある企画となれたことを願っています。

 

今回のイベントを通じてロゲイニングという競技に興味を持ったのであれば、同じ静岡市内で開催される

2023年1月29日(日):有度山ロゲイニング

への参加をご検討ください!変化のある地形とより地図読みの能力が求められるレースが開催されます。5時間と3時間のクラスがありますが、どちらも高校生以上を含むチームである必要があります。

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